写経生敦賀石川
私が持っている正倉院展図録です。平成12年・14年・16年を探しています。
正倉院宝物の成立(正倉院文書の構成)
正倉院展図録より
神亀元年に即位された聖武天皇の治世必ずしも平穏なものではなかった。
理由の一つには臣下である藤原氏から妃を迎えられたため保守系豪族の
反発もあったとされる。政治的に安定していたとは言い難い。
都も平城京から恭仁京、恭仁京から信楽宮、信楽宮から難波宮、難波宮から
もとの平城京へと遷都を繰り返した。
天平勝寳八歳(756)五月二日、聖武天皇は五十六歳で亡くなった。
その葬儀は仏に奉るが如くにおこなわれたと「続日本紀」に記されている。
七七日の六月二十一日、光明皇后は聖武天皇が大切にしていた六百数十点の品々と
六十種の薬を東大寺の大仏に献納した。
これが正倉院の始まりである。
奈良時代から平安時代にかけて、各地の役所や寺院などには主要な財物や什宝類を
収納する「正倉」が設けられ、それを垣や築地で囲んだ区画を「正倉院」と呼んでいた。
法隆寺などにも正倉院があったことがしられるが、現存するのは東大寺正倉院の正倉だけで、
正倉院は今では固有名詞として使われている。
正倉院宝庫には、多くの宝物とともに約一万二千点ともいわれる多量の文書が伝えられている。
特異な文書も含まれているが、その大部分は東大寺の写経所の事務的な帳簿類である。
始まりは・・天平八年皇后宮職の写経所
光明皇后が亡き父母(藤原不比等・橘三千世)のために書写させた一切経は、
玄?が唐から請来したばかりの五千余巻を底本としている。
天平八年(736)皇后宮職の写経所で書写が始められた。
書写事業は一時中断するが、天平十三年閏三月に再開し、天平勝寳八歳まで続いた。
書写総数は七千巻に及んだ」と推定され、うち七百五十巻が聖語蔵に伝わる。
奈良時代には官立の写経所が設けられ、大量の経典が書写された。
官立の写経所は天平年間には皇后宮職・造東大寺司(東大寺を造営するための役所)に属した。
写経所には、経典を書写する経師(けいし)、校正を担当する校正、表紙に外題を記す題師、
表装を担当する装潢(そうこう)、事務をおこなう職員など、多くの人々がいた。
<写経生敦賀石川は、このホームページのもう一人の主人公です。>
写経所は出来高払いで、やり終えた仕事の量に応じて給与が支払われた。
一日平均すると、経師はおよそ四千字(七紙)を書写し、約三十五文得る計算になる。
しかし、脱字や脱行があると給与を差し引かれた。
天平十六年七月の「写疏所符」をみれば、一字の脱落で一文、
一行の脱落で二十文も引かれる仕組みになっている。
二行の脱落だと、え〜と 四十文。 平均給与が確か、三十五文だから・・・。 赤字?
福井県史資料編を東京大学史料編纂所のデータベースで確認。
(東京大学には、リンク願いをしていないので検索してください)
3巻 223 敦我石河 232tif 11巻 361 敦賀石川 361
252 敦我石河 252 385 敦賀石川 385
280 敦賀石川 310 411 敦我石川 411
382 敦賀石川 382 418 敦賀石川 418
519 敦賀石川 519 435 敦我石川 435
529 敦賀石川 529 473 敦賀石川 473
632 敦賀石川 633 485 敦賀石川 485
4巻 9 敦賀石川 9 12巻 2 敦賀石川 2
22 敦賀石川 22 22 敦賀石川 25
104 敦賀石川 104 165 敦賀石川 165(名前が逆さま)
8巻 480 敦賀石川 480 226 敦賀石川 226
10巻 45 敦賀石川 45 232 敦賀石川 232
563 敦賀石川 563 233 敦賀石川 233
566 敦賀石川 566 234 敦賀石川 234
569 敦賀石川 569 235 敦賀石川 235
572 敦賀石川 572 370 敦賀直石川 370(誤写では?)
580 敦賀石川 580 435 敦賀石川 435
11巻 23 敦加石川 23 436 敦賀石川 436
35 敦賀石川 35 13巻 21 敦賀 21(石川なし)
36 敦賀石川 36 68 敦賀石川 68
37 敦賀石川 37 75 敦賀石川 75
38 敦賀石川 38 79 敦賀石川 79
121 敦賀石川 121 98 敦賀 98(石川なし)
128 敦賀石川 128 103 敦賀石川 103
134 敦賀石川 134 158 敦賀石川 158
137 敦賀石川 137 15巻 353 敦賀石川 353
195 敦賀石川 195 24巻 472 敦賀石川 472
205 敦賀石川 205 25巻 21 敦賀石川 21
211 敦賀石川 211 55 敦賀石川 55
216 敦賀石川 216 183 敦賀石川 183
222 敦賀石河 222
319 敦賀石川 319 登場回数 63回
340 敦賀石川 340 平成22年5月23日 ご苦労様。。。